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売上高は22・5%増の473億8600万円 ロイヤルHD中間期


週刊経済2022年8月23日発行

需要回復で赤字幅は大きく縮小

ロイヤルホールディングス㈱(福岡市博多区那珂3丁目、阿部正孝社長)の2022年12月期の中間連結決算は、売上高が前期比22・5%増の473億8600万円、経常損益が4億4千万円の損失(前期は50億8200万円の損失)となった。
「まんえん防止等重点措置」の解除に伴い行動制限が緩和されたことから、主力の外食事業を中心に、コントラクト(受託)、ホテル、食品の各事業で需要が回復し増収。また経常損失はコロナ禍以降、10四半期ぶりに経常黒字に転換したホテル事業をはじめとする既存店の収益改善のほか、事業再編、不採算店の撤退などの構造改革による収支改善、さらに助成金収益計上などで大幅な縮小となった。
阿部社長は「下期偏重の収益構造にあって、第2四半期で経常黒字化できたことは大きい。第3四半期以降も期待が持てる」と話している。
通期業績は売上高が1020億円(同1・9%減)、経常利益が15億円(前期44億9800万円の損失)で3期ぶりの通期黒字を見込む。