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博多駅前4丁目に福岡営業所を移転 岐阜のパールイデア


週刊経済2022年8月17日発行

那珂川市に物流拠点も開設

空間ブランディング業を展開する㈱パールイデア(岐阜県瑞穂市、後藤康弘社長)は7月4日、福岡市博多区博多駅前4丁目に福岡営業所を移転した。
利便性向上と、ブランディングの提案などソフト面を重視した営業強化を目的に移転したもの。これまで同区東那珂1丁目にオフィスと倉庫を併設していたが、今回営業所「福岡ベース」と、那珂川市今光6丁目に物流拠点「パールデポ九州流通センター」として分けて新設した。「福岡ベース」の場所は、同区住吉通り沿いの「博多駅前H44ビル」の4階。オフィス面積は約90㎡で、従業員は4人。室内にはリラックス効果をもたらす緑を豊富に取り入れた。また、同社の強みの3D造形技術によるオブジェや、Web会議に適した吸音パネルの一人用小空間「COMOR(コモール)」などの自社商品を置く。そのほか、社員が集まって気軽に意見交換できるように、中央に高めのテーブルと椅子を設置するなど、オフィスのモデル空間として顧客に提案しやすくした。
「福岡ベース」の中島龍一所長は「オフィスブランディングによって、コミュニケーションやアイデアの活性化など企業ブランド力向上につながる。〝トキメキの共創空間〟を提供したいという当社の思いに共感していただける場になれば」と話している。
同社は1956年9月創業。資本金3千万円。従業員数約180人。マネキンや陳列什器などの製造販売・レンタルから、商空間やオフィス、イベント空間などの企画、デザイン、設計、施工を展開。昨年2月に社名を「パールマネキン」から「パールイデア」に変更した。