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売上高32・5%増の862億800万円で増収増益 ワールドホールディングス中間期


週刊経済2022年8月17日発行

通期予想を上方修正

人材教育ビジネス、不動産ビジネス、情報通信ビジネスの㈱ワールドホールディングス(福岡本社・福岡市博多区博多駅前2丁目、伊井田栄吉会長兼社長)の1~6月中間期連結決算は、売上高が前年同期比32・5%増の862億800万円、経常利益が80・8%増の47億4千万円で大幅な増収増益だった。
主力の人材教育ビジネスが大型案件の受注で計画以上に好調に推移、不動産ビジネスも計画以上の販売・引き渡しがあり、営業利益は88・8%増の46億2900万円、当期純利益は34・8%増の25億4900万円となった。
部門別の売上高は、人材・教育ビジネスのうち製造・研究開発などのプロダクツHR事業は、ロシア・ウクライナ情勢やコロナ禍による上海ロックダウン等の影響で部品調達難もあったが順調に推移して前年同期比25・4%増の412億300万円、サービス系のサービスHR事業は、主力である物流分野で昨年開設した新拠点が順調に立ち上がり計画通りに推移したことに加え、コールセンター・軽作業・接客販売分野でも行政関連やワクチン接種会場等で計画以上の大型案件を受注したことで34・3%増の206億5100万円、不動産事業は67・4%増の175億5100万円、携帯電話の情報通信事業は、一ユーザーあたりの単価の減少や手数料条件の改定等で手数料収入が減少し7・1%減の45億9400万円、農業公園事業は、コロナ禍以前のピークである2019年並みの入園者数となる好調に推移、また4月には新たな指定管理受託案件として岡山県美作市の「大芦高原国際交流の村」の運営も開始しており、60・0%増の22億700万円だった。
人材教育ビジネスが好調に推移していることから通期業績予想を上方修正、売上高は前期比16・4%増の1800億円(当初予想比6・6%増)、営業利益は12・3%増の84億円、(同34・5%増)、経常利益は6・0%増の82億円(同35・5%増)、当期純利益は0・6%減の46億円(同19.1%増)を見込んでいる。