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売上高が前期比9・4%増の164億6607万円 クラレイ22年3月期


週刊経済2022年7月20日発行

積極的な商品調達が奏功し

冷凍農畜水産物卸や冷蔵倉庫業などのクラレイ㈱(北九州市小倉南区中曽根東1丁目、沖一生社長)の2022年3月期決算は、売上高が前期比9・4%増の164億6607万円、経常利益が4億4368万円で、2期ぶりの増収増益だった。当期純利益は3億465万円。
輸入冷凍農畜水産物の安定供給を図るため、国内外の主要仕入先と協力して積極的な商品調達を実施したことが奏功し、収入、利益ともに前年を上回った。
部門別売上高は、商事部水産部門が16%増の73億6994万円。商事部農畜産部門が6・2%増の32億7934万円。加工部は、原材料価格の大幅な高騰が影響し、4・6%減の7億4783万円。直販部が5・3%増の43億4855万円。在庫回転率の高い商品の保管を増やした物流部は、7・4%増の5億5166万円だった。
沖社長は「円安による輸入、物流コストなどあらゆる費用が上昇し、厳しい商環境が予想されるが、食品の安定供給に貢献したい」と話している。今期は、売上高が10・9%増の180億円、経常利益が9・8%減の4億円の増収減益を見込んでいる。
同社は1952年5月設立。資本金8千万円。従業員118人。