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二つ折りポータブルクッションを販売 モーブル


週刊経済2022年6月28日発行

米のバイオマスプラスチックを配合

家具・寝具の企画製造などの㈱モーブル(大川市中古賀、坂田道亮社長)は6月6日から、「ライスウェーブ2つ折りクッション」の予約販売を開始した。
SDGsや脱炭素化が求められる現在、石油製品の比率を減少させたいとの思いで、21年に国産バイオマスプラスチックを配合した商品の第一段として、ポータブルクッションを開発。商品には米のバイオマスプラスチックを使用し、通気性、保湿性に優れた機能面とサスティナビリティを両立させた。トートバッグに入れて持ち運べるよう2つ折りできる点が特長。カラーはブラック×マットグレー、ブラック×ピンク、ネイビー×マットグレー、ネイビー×イエローの4色展開。サイズは平置き時縦40㎝×横40㎝×厚さ3㎝。価格は6500円。ターゲット層は、環境問題に関心のある企業や一般顧客などで、現在、同社オンラインショッピングで予約販売、初回生産分の発送は6月末を予定している。同社は「今後、当社のソファや宿泊施設向けのマットレスをはじめ幅広く、バイオマスプラスチックを配合した商品の使用用途を検討しており、長く使っていただけるサステナブルな商品づくりを通じて社会に貢献していきたい」と話している。
同社は、1986年9月設立。オリジナル木製家具の企画・製造・販売などを手掛ける。資本金は4千万円。