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不動産事業を100%子会社のケイ・エル・アイに承継 九州リースサービス


週刊経済2022年6月28日発行

西日本FHとの「資本・業務提携契約」に伴い

総合リースの㈱九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前4丁目、礒山誠二社長)は、10月1日付で不動産事業などの一部事業を吸収分割方式により100%子会社の㈱ケイ・エル・アイ(同区住吉3丁目、安部能成社長)へ承継する。
同社は5月12日付で㈱西日本フィナンシャルホールディングス(西日本FH、村上英之社長)と「資本・業務提携契約」を締結。西日本FHの持分法適用会社となるにあたって銀行法上、銀行持株会社が議決権の15%を超えて出資する会社が営むことができない事業を切り離す必要があることから、同社およびケイ・エル・アイの株主総会において吸収分割契約が承認されることを条件として、不動産事業などの一部事業をケイ・エル・アイに承継する。
分割方式は九州リースサービスを吸収分割会社とし、ケイ・エル・アイを吸収分割承継会社とする吸収分割。ケイ・エル・アイは吸収分割に際して普通株式1株を九州リースサービスに割り当てる。吸収分割による九州リースサービスの資本金の増減はない。分割する部門の事業内容は不動産リース業務、車両の販売業務、不動産賃貸および不動産販売業務、生命保険の募集業務、売電業務並びに倉庫業務に係る事業。分割する部門の売上高は106億700万円(2022年3月期)。吸収分割後の九州リースサービスとケイ・エル・アイの状況は次の通り。
■九州リースサービス 資本金・29億3300万円、決算期・3月31日、事業内容・リース・割賦事業、ファイナンス事業、フィービジネス事業、環境ソリューション事業、その他。
■ケイ・エル・アイ 資本金1億100万円、決算期・3月31日、事業内容・不動産事業、LEDレンタル事業、LED照明・空調設備等販売事業、発電設備保守事業、メガソーラー事業、その他。