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協定締結後、第1弾事業でキャンプツアー実施 日本航空と赤村


週刊経済2022年6月21日発行

観光、メディア事業者などを対象に

日本航空㈱(=JAL=東京都品川区、赤坂祐二社長)と田川郡赤村(道廣幸村長)は6月2日と3日、包括連携協定後の第1弾事業・赤村キャンプモニターツアーを実施した。
観光客誘致や地域活性化の一つとして注目され始めている“関係人口”の創出につながるファン拡大を目的に実施、観光やメディア関係者ら約10人が参加した。ツアーでは村の地域観光の中核施設「源じいの森」を拠点に行われ、参加者は源じいの森スタッフのアドバイスをもとにした野菜の収穫体験、竹細工づくり、そば打ち体験などのアクティビティを体験したほか、赤村産の肉や野菜などを使った地産地消のバーベキュー、ホタル観賞などを楽しんだ。プログラム終了後には意見交換会が行われ、参加者は村の魅力や観光客誘致拡大に必要な課題点などを出し合った。今後、JALと赤村では、参加者らの意見をもとにした観光商品づくりなどに活用する。
4月22日に包括連携を締結したJALと赤村では、提携前から源じいの森を会場にしたイベントなどを実施したほか、昨年度の観光庁による公募事業を活用した福岡空港のグランドスタッフによる「おもてなし講座」、ワ―ケーションツアーなどに取り組んだ実績がある。今後は、CA(客室乗務員)の農業体験への参加、小学生向けのマナー講座、中学生を対象にした福岡空港での空港教室(見学会)などを予定している。