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太刀浦第2コンテナターミナルのクレーン3基を更新 北九州市


週刊経済2022年6月21日発行

事業費は39億円

北九州市は、20年度から取り組んでいる太刀浦第2コンテナターミナル(北九州市門司区太刀浦海岸)のコンテナクレーンの4号基の更新工事をすすめており、22年度の完了を予定している。事業費は39億円。
太刀浦第2コンテナターミナルは1987年に供用開始。コンテナ船からコンテナを積み降ろしするコンテナクレーン3基を設置し、老朽化や塩害による劣化に伴い、安全で安定したサービスを持続させるために20年度から4号、5号、6号の3基のコンテナクレーンの更新事業を進めている。現在、4号基のクレーンが工事中で今年度末の完了を予定している。5号、6号の各クレーンは2年間の期間での更新を予定しており、26年度に全ての更新が完了する。更新に伴い、海上貿易量の増大に対応するため、クレーンの大型化を図る。現クレーンでは甲板上で3段積みコンテナを扱っているが、クレーンの大型化で5段積みを扱えるようになり、クレーンの荷役速度が上がることが期待される。
同市は「クレーンの規格を見直すことで、利用者のニーズに対応し、利用促進を図っていく」と話している。