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3月期売上高は微減の29億7900万円 ケイ・テクノス


週刊経済2022年6月14日発行

今期は増収増益見込む

エクシオグループ㈱の子会社で電気通信設備工事業の㈱ケイ・テクノス(福岡市南区那の川1丁目、藤本孝社長)の2022年3月期決算は、売上高が前期比2%減の29億7900万円、経常利益は同43%減の7200万円で減収減益となった。
主業務の電気通信工事やモバイル系の工事が好調だったが、前々期の鹿児島県頴娃町での太陽光発電システム設置工事や大分県杵築市でのFTTH工事など大型案件の反動減が響き減収。昨年7月にコムシス九州エンジニアリング(同市博多区千代2丁目)の電気通信工事業を事業譲受した際の初期投資やのれん償却費などを計上したことで営業利益は同64%減の4500万円、当期純利益も同32%減の5600万円でともに減益だった。
今期は売上高が前期比12%増の33億6500万円、経常利益が同30%増の9400万円、営業利益は同84%増の8300万円、当期純利益は同5%増の5900万円の増収増益を見込んでいる。
藤本社長は「今期はグループ会社とトータルで売上高50億円を目指す。当社単体では2025年までに売上高目標50億円達成に向けて、モバイル工事や公共工事、土木工事など案件取り込みに力を入れていく」と話している。
ケイ・テクノスは東証プライム上場のエクシオグループ㈱の100%出資で、1982年12月設立。資本金5千万円。