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天丼専門店の中国広東省1号店をオープン ロイヤルグループ


週刊経済2022年6月7日発行

5年で10店舗の出店目指す

ロイヤルホールディングス㈱(福岡市博多区那珂3丁目、阿部正孝社長)子会社で天丼専門店をチェーン展開する㈱テン コーポレーション(東京都世田谷区、生田直己社長)は5月20日、フランチャイズ契約を結ぶ中国企業によって「天丼てんや」の中国広東省1号店を出店した。
海外店はタイ(13店舗)、フィリピン(8店舗)、香港(3店舗)、シンガポール(2店舗)の5カ国・地域となり、27店舗目となる。運営するのは香港で「天丼てんや」事業を手掛ける「TEN MOON LIMITED」の中国事業会社。場所はエキシビジョンセンターや深圳証券取引所 に隣接している深圳市最大級のモールの中で、店舗面積は122㎡、席数は38席。メニューは主力の天丼類やてんぷらと麺類の組み合わぜを主としたシンプルな商品構成で、日本製のたれ、つゆ、さらに独自の製法で製造したてんぷら粉を使用するなど日本品質にこだわった。客層のターゲットはトレンドに敏感な若い世代で、和紙のうちわで装飾した入り口のしつらえ、日本の祭りをイメージした使用食材の絵や浮世絵のデザインを壁に施すなど、日本の雰囲気を感じてもらえるような店舗デザインにした。
同社では「広東省は中国の省別GDPが一番高く、また米食文化であり、日系外食に対する受容性も高い。今後5年内に10店舗体制を目指す」としている。