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博多アイランドシティ特定目的会社などに分譲決定 福岡市


週刊経済2022年6月7日発行

アイランドシティの港湾関連用地3区画

福岡市は、アイランドシティ(IC)の港湾関連用地3区画(A・B・C区画)について、博多アイランドシティ特定目的会社(福岡市博多区博多駅前1丁目、松澤和浩社長)と地場建設業の溝江建設㈱(同市中央区赤坂1丁目、溝江弘社長)、地場デベロッパーの福岡地所㈱(同市博多区住吉1丁目、榎本一郎社長)を代表とするグループ(2社)への分譲を決定した。
用地は、アイランドシティ「みなとづくりエリア」(同市東区みなと香椎3丁目)内、福岡市中央卸売市場青果市場(ベジフルスタジアム)の西側最奥。今後は基盤整備の進捗に合わせて来年度以降、土地売買契約を締結し、土地処分議案を福岡市議会に提出して議決を得た後、土地を引き渡す予定。A区画(3万9071㎡)を購入するのは昨年12月に設立された博多アイランドシティ特定目的会社で、分譲価格は95億2千万円(分譲単価24万3659円/㎡)。計画では倉庫・配送センター用地として、6階建て倉庫(延べ床面積11万7126㎡)を建設。2025年11月の操業開始を予定している。
B区画(4万1569㎡)については溝江建設が15千㎡を購入し、分譲価格は29億4937万円(19万6625円/㎡)。倉庫・配送センター用地として3~4階建て倉庫(延べ床面積3万㎡)を建設。28年10月の操業開始を予定している。区画内の残りの土地(2万6569㎡)については速やかに公募を実施する予定。
C区画(4万1181㎡)については、福岡地所と福岡リート投資法人(同区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)のグループで、分譲価格は85億387万円(20万6500円/㎡)。倉庫・配送センター用地として6階建て倉庫(延べ床面積12万3286㎡)を建設。31年1月の操業開始を予定している。