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半導体・部品不足の影響で減収・減産 トヨタ自動車九州


週刊経済2022年6月7日発行

ハイブリッド部品生産数は増加

トヨタ自動車九州㈱(宮若市上有木、永田理社長)の22年3月期売上高は、前期比5・2%減の1兆1656億4300万円だった。
2年連続の減収。生産台数は同12・3%減の36万3365台だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界的な半導体不足や部品供給の遅れが生じたことにより、稼働を停止する日が出たため減収・減産となった。一方で、昨年11月からは新型レクサスNXの生産を開始。カーボンニュートラルの時代に向けて、電動化を推進する「次世代レクサス」の第1弾モデルとして発売され、レクサス初のPHEVが設定されたグローバルコアモデルとなる。部品の生産数では、エンジンが前期比13・7%減の34万8851基と減少したが、ハイブリッド部品は64万9357基で同25・1%増となった。世界的にハイブリッド車が好調で、引き合いが増えた。