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「八女茶ソムリエ」育成事業を開始 八女商工会議所


週刊経済2022年5月31日発行

段階的にコース増設

八女商工会議所(八女市本村、山口隆一会頭)は今年度から、新規事業として「八女茶ソムリエスクール」を開始する。
同市の中心的産業・観光資源「八女茶」のファン拡大が目的で、八女茶の歴史やお茶の効能、入れ方やアレンジなどを教える。5月から募集を開始している第1弾は「八女茶コンシェルジュ」コースで、6月から来年3月まで毎月2回開講する。コースは1日完結で、定員は各回4人。参加費用は7700円(税込み)。会場は八女市横町町家公民館(同市本町)。次年度以降は、段階的に専門性を高める「八女茶ジュニアソムリエ」、「八女茶ソムリエ」、「八女茶マスターソムリエ」コースを順次開設していく。学校長には福岡県茶生産組合連合会の仁田原寿一理事、副校長に木屋芳友園三代目当主で日本茶鑑定士の木屋康彦さん、専任講師に八女市横町町家交流館の竹中昌子さんなど、製茶業や業界団体関係者が講師を務める。
同会議所産業交流センターでは「ペットボトル商品の広がりとともに、日本茶を急須で入れて楽しむ人が減っている。八女茶を未来に継承していくためにも、八女茶を知り、おいしさや楽しさを伝えられる人材を育成していきたい」と話している。