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経常利益は760億円で過去最高益 ふくおかFG22年3月期


週刊経済2022年5月24日発行

投信好調とコスト削減奏功

㈱ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、五島久社長)の22年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比2・1%増の2804億2700万円、経常利益は25・9%増の760億8600万円の増収増益となった。
資金利益が国内外で堅調に推移したほか、2020年から強化した「投信のパレット」をはじめとする投資信託の販売が拡大。手数料収入が伸びたほか、十八親和銀行の統合によって人件費の抑制やシステム更新費用が減少するなど、約69億円のコストを削減。経常利益は過去最高益を更新した。純利益は21・2%増の541億1800万円。本業のもうけを示すコア業務純益(3行合算)では、22・3%増の975億円となった。
今期の経常利益は前年同期比9・1%増の830億円、当期純利益は5・3%増の570億円を見込んでいる。