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糸島市にグランピング施設 トキメクデザイン
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週刊経済2022年5月17日発行
SDGsをテーマに
宿泊事業の㈱トキメクデザイン(糸島市志摩久家、井上知子社長)は3月19日、同市二丈松末にグランピング施設「ITOSHIMA SDGs Village 地球MIRAI」をオープンした。
場所は深江漁港そば。敷地面積は約4300㎡。観葉植物を多く置いた「Rain Forest」など、それぞれ異なったコンセプトの内装のドームテント(4棟)を設け、1棟5~6人まで宿泊できる。そのほか、3方向を固定して浮かせた「空中テント」(4棟)には、最大3人が寝泊まり可能。提供する4種のBBQコースは、糸島市で採れた野菜や切り落としの肉など地産地消とフードロスを意識した食材を揃えている。さらに、ドームテント宿泊者は近隣の天然温泉施設「きららの湯」に無料で入浴ができる。スタッフは9人。
同施設では「未来の子どもたちに今の地球を渡したい」というコンセプトのもと、SDGsにつながるさまざまな事業や取り組みを実施。清掃活動や竹林整備によって出た木材、地元企業の提供による廃材などを活用してものづくりを体験するワークショップを順次開催する。また、地域の漁師や大工を講師に自然との付き合い方を学ぶ「ネイチャースクール」を催し、今後は旅行会社などと連携し学校の課外学習として提案できるよう教育事業の充実を進めていく。
井上社長は「海と山に囲まれ家族と思い出づくりをするとともに、SDGsはちょっとした行動の変化から始められることを体験するきっかけの場になれたら」と話している。