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昨秋に続き通期業績予想を上方修正 リックス


週刊経済2022年5月17日発行

経済活動停滞の懸念解消と為替差益で

福岡市博多区山王1丁目の機械商社・リックス㈱(安井卓社長)は4月26日、22年3月期の通期決算の業績予想を上方修正した。
昨年1Ⅰ月8日に上方修正した予想をさらに修正したもので、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う資材調達の影響など、経済活動の停滞の懸念があったが、半導体業界や工作機械業界向けの製商品を中心に堅調に推移。加えて、期末にかけて急速な円安進行で為替差益が発生したこともあり、従来予想を上回る見込みとなった。連結売上高については、前回予想を12億円上回る399億円、経常利益は3億8千万円上回る前期比42・5%増の29億8千万円に上方修正。営業利益は2億2千万円上回る同44・5%増の25億8千万円、純利益は2億8千万円上回る同51%増の20億6千万円を見込んでいる。
また、これに伴い期末配当については10円増額して40円とし、中間配当と合わせた年間配当金は、前期実績を20円上回る65円を見込んでいる。なお、同社は、今期から収益認識会計基準等を適用しており、各売上高は対前年同期比増減率を記載していない。