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前年同月比4・4%増の164億9500万円 福岡市内4百貨店の3月売上高


週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号

6カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の3月売上高は、前年同月比4・4%増の164億9500万円で6カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が4月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身の回り品が44億4200万円(9・5%増)、雑貨が40億3700万円(9・5%増)で好調に推移し、衣料品が36億7700万円(0・6%増)、食料品が31億5200万円(0・7%増)、家庭用品が4億2800万円(10・8%減)、食堂・喫茶が1億5800万円(4・2%減)だった。まん延防止等重点措置の解除による外出機会の増加などが影響し、入店客数が微増。そのほか前月に引き続き、時計や宝飾などの高額商品や化粧品が好調だった(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では180億7500万円(2・8%減)で2か月連続のマイナスとなった。商品別では、衣料品が57億7300万円(5・2%減)、食料品が48億8700万円(0・5%増)、雑貨が30億5600万円(3・0%減)、身の回り品が25億79千万円(2・4%減)家庭用品が9億4700万円(1・7%減)、食堂・喫茶が4億1600万円(4・7%減)だった。
全国の売上高は、外出機会の増加や消費マインドの高まりに加え、各社が企画した外商顧客向けの催事などが寄与し4・6%増の4260億円と2カ月ぶりのプラスだった。また、気温の上昇に伴い春物衣料が好調だったほか、卒・入学や新生活アイテム、ホワイトデーやひなまつりなどの歳時記商材も動いた。顧客別に見ると、インバウンドを含めない国内市場は2019年比3・5%減とコロナ前の水準に徐々に回復しつつある。

表はこちらから。