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2月期営業収益は2・3%減の86億5800万円 福岡リート投資法人


週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号

分配金は予想比1・0%増の3536円

地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)の2022年2月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比2・3%減の86億5800万円、経常利益は微減の28億1600万円で減収減益となった。
前期に売却したキャナルシティ博多・B グランドビル分の収益と売却益の剥落で減収、営業利益は0・6%減の31億8500万円、当期純利益は0・1%減の28億1400万円だったが、期首予想比では営業収益は0・5%増、営業利益は0・9%増、経常利益は1・0%増、当期純利益は1・0%増と若干上回った。1口当たりの分配金は3536円で予想比1・0%増となった。また保有するオフィスビルの稼働率は99・9%と前期の水準を維持している。
今期(22年3月~22年8月)は、期首に取得した「博多筑紫通りセンタービル」の賃料収入が加わることなどで営業収益は1・7%増の88億700万円を見込むが、外注委託費、水道光熱費、減価償却費、修繕費がそれぞれ3千~4千万円増加していることから、営業利益は0・6%減の31億6700万円、経常利益は1・0%減の27億8700万円、当期純利益は1・0%増の27億8600万円、1口当たりの分配金は3500円を予想している。