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県指定の総合周産期母子医療センターに  飯塚病院    13年12月27日に開所


 麻生グループの飯塚病院(飯塚市芳雄町、田中二郎院長)は昨年12月6日、福岡県から「福岡県総合周産期母子医療センター」認定を受け、27日に同センターの開所式を行った。
 同センターは出産リスクの高い妊婦や新生児に高度医療を提供する母子一体型の医療機関として国が1996年から整備し、都道府県が指定しているもので、福岡県では九州大学病院、福岡大学病院、久留米大学病院、社会医療法人雪の聖母会 聖マリア病院、産業医科大学病院、北九州市立医療センターに次いで7カ所目。筑豊地区では初めてとなる。
 飯塚病院では昨年1月、8階建て新病棟「北棟」を開設。同5階フロアに新生児集中治療室(NICU)、新生児治療回復室(GCU)を備えた小児病棟(NICU6床、GCU12床を含む49床)、6階に母体・胎児集中治療室(MFICU)を有する産科系病棟(30床のうち6床がMFICU)を設置しており、同病院の高度医療と受け入れ体制が評価を受けた。総合周産期母子医療センター長に江口冬樹副院長・産婦人科部長、新生児部門管理部長に原田英明・地域周産期母子医療センター長、産科部門管理部長に後藤麻木・地域周産期母子医療センター副センター長がそれぞれ就任している。
 同病院は1918年(大正7)8月に開設。許可病床数は一般978床、精神138床の計1116床。職員数は2284人(13年12月1日現在)。年間外来患者数は約48万3650人(12年度実績)、入院患者数は年間約32万5000人(同)を受け入れている。