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東区箱崎ふ頭6丁目に「米(コメ)ストロー」の新工場 UPay


週刊経済2022年4月26日発行

夏頃から生産開始

米にコーンスターチを加えて原料にする「米ストロー」を製造、販売する㈱UPay(ユーペイ、福岡市中央区大名2丁目、上官ゆい社長)は、同市東区箱崎ふ頭6丁目に「米ストロー」の新工場を開設し、今年夏頃から生産を開始する。
居抜きの新工場で、1日10~20万本、月間で約500万本を製造し、原料の業務用コメも九州産で調達する方針。同社が開発した「米ストロー」は、紙ストローよりも耐久性が高いほか、半日ほど水に漬けても使用できる。また、完全植物由来であるため、使用後はパスタのように食べることが可能。2018年から中国で製造を開始しており、国内では19年から飲食店、ホテルなどに販売していた。プラスチック使用量削減を促す「プラスチック資源循環促進法」の4月施行に伴い、飲食店などでは代替素材へと移行する動きが高まっている。
同社では「プラスチック製品の代替品として増産を強化していきたい」と話している。
同社は2016年8月設立。資本金3千万円。従業員数は10人。同市東区箱崎ふ頭に工場、中国に海外工場を置く。