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孫会社安川ビルサービスをスピナに譲渡 安川電機


週刊経済2022年4月26日発行

社名を「スピナビルサービス」に変更

モーションコントロール・ロボット開発、システムエンジニアリングなどを手掛ける㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小笠原浩社長)は4月11日、同社連結孫会社でビルメンテナンス事業の㈱安川ビルサービス(同、目原弘一社長)全株式を不動産賃貸、総合ビル管理業などの㈱スピナ(同市八幡東区平野2丁目、野嵜武秀社長)に譲渡する契約を結んだことを明らかにした。
安川ビルサービスは安川電機の連結子会社㈱ドーエイの子会社で、1972年に設立して以降、安川グループをはじめとする受託先の清掃業務および一般・産業廃棄物収集運搬、建物管理、剪定・草刈り業務を展開。今回の株式譲渡は安川グループの資本効率化を図るとともに、スピナが有する総合ビル管理に関する豊富なノウハウとネットワークを活用することで、品質および効率化、サービス向上を目的とするもの。譲渡日は今年6月1日で、株式譲渡に伴い同日付で社名を「㈱スピナビルサービス」に変更。変更とともにドーエイの連結子会社から除外する。なお、新社長には野嵜スピナ社長が兼務する方針。本社所在地の変更はなく、安川ビルサービス従業員90人(2022年2月末現在)も引き続きスピナに所属する方針。
安川ビルサービスは1972年12月に設立。資本金は1千万円、売上高は3億円(同)。スピナは西日本鉄道㈱の100%子会社として1952年9月に設立。資本金は4億8千万円、従業員数は140人。売上高は51億909万円(2021年3月期)。