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春吉橋架け替え事業の新橋が完成 福岡国道事務所


週刊経済2022年4月19日発行

迂回路橋は市が「賑わい空間」に

福岡国道事務所(福岡市東区、仲谷俊昭所長)が2013年度から事業を開始していた国道202号・春吉架け替え事業が完成、4月10日から供用を開始した。
1961年に架設された同橋は築60年以上が経過し、橋を支える下部工の損傷が激しかったことや、博多湾に近い感潮区間であることから塩害が進行していたことや、09年の中国・九州北部豪雨で那珂川流域に浸水被害が発生したことを踏まえ、13年度から事業が開始。15年度から迂回路橋を設け、新しい橋に架け替える工事に着手していた。橋の長さは旧橋よりも約5メートル長い65・2メートル。幅員も約5メートル広い23・8㎡。新橋架設のため、設けられた迂回路橋は福岡市が「賑わい空間」としての活用を検討している。
供用開始を前に9日には完成を祝う式典が開かれ、地元選出の井上貴博衆院議員、鬼木誠衆院議員、服部誠太郎知事、福岡市の高島宗一郎市長らが出席し、祝辞を述べたほか、同橋が福岡側(中央区)、博多側(博多区)との中央に位置することから、両地域の代表による渡り初め、福岡市出身のタレント・タモリさんによる銘板のお披露目などで開通を祝った。