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不動産デベロッパーのネストなど5社のSDGs私募債を受託 福岡中央銀行


週刊経済2022年4月19日発行

収益の一部をSDGsに貢献する団体等へ寄付

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、古村至朗頭取)は3月30日、マンションデベロッパーの㈱ネスト(同区警固1丁目、新井晋一社長)や不動産住宅事業の㈱イオスコーポレーション(同市早良区城西3丁目、伊藤治社長)、ソフトウェア開発の日本システムスタディ㈱(同市博多区御供所町、青谷哲也社長)など5社が発行した福中銀SDGs私募債(よか未来の応援債)総額1億8千万円を受託した。
「よか未来の応援債」は、受託する同行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債。同行では11月から取り扱いを開始、これまで3社の私募債を受託した。今回、ネスト(が発行した私募債の発行額は5千万円、期間は3年間。イオスコーポレーションの発行額は4千万円、期間は5年間。日本システムスタディの発行額は3千万円、期間は3年間。このほか、マンション管理業の㈱コミュニティサービス(同市中央区天神5丁目、樫山司社長)の発行額は3千万円、期間は2年間。電気通信工事業の大一通信工業㈱(飯塚市、吉森三千孝社長)の発行額は3千万円、期間は5年間。福岡中央銀行では「今後も地域のお客さまとともにSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたい」としている。
ネストは1999年9月設立。資本金は1億円。ネストグループにおいてオリジナルブランド「ネストピアマンション」の開発・販売・賃貸管理を一貫して手掛けるマンションデベロッパー。同社では「福岡市のより良い街づくりを担う一員として、持続可能な地域社会の実現に貢献していきたい」としている。
イオスコーポレーションは2007年10月設立。資本金は3千万円。分譲住宅、不動産・受託販売、リフォームの3事業を主業として展開。分譲住宅事業ではライフスタイル提案型戸建分譲住宅「イデア」シリーズを供給している。同社では「これからも『お客様の視点で』という基本方針のもと、住まいを通じて質の高い満足と感動をご提供する企業を目指していきたい」としている。
日本システムスタディは1976年2月設立。資本金は2千万円。事業内容はソリューションサービス、パッケージ製品 開発・販売。「地道な積み重ねの中に人の輪、社会の輪、システムの輪が出来ていくと考え『顧客第一主義』と『現場第一主義』に徹したシステムづくりに努めたい」としている。
コミュニティサービスは1978年12月設立。資本金は3千万円。福岡県内外で240棟、1万2千戸の管理実績を持つマンション専業管理会社。「『安心・安全・快適』を基本に、よりよい暮らしの環境、社会づくりを目指した事業活動を推進していく」としている。
大一通信工業は1975年5月設立。資本金は1千万円。NTTグループの協力会社として、電気通信設備や光ファイバーの設計、施工など電気通信工事業を主業務とする。「職場およびお客様に対して明るく元気に接し、品質の高い工事を行う技術者集団を目指す」としている。