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新社長に元MOA社長の佐伯取締役 キューサイ


刊経済2022年4月5日発行

新体制で中期経営計画の早期達成目指す

健康食品通販などのキューサイ㈱(福岡市中央区草香江1丁目)の新社長に家電通販、MOAの元社長の佐伯澄(さえき・のぼる)取締役が就任した。3月25日付。
通販分野への深い知見と経営者としての経験を併せ持つ佐伯氏のもと、昨年策定した中期経営計画における2025年度売上300億円の目標の早期実現を目指すもの。また、今後はシニア層から若年層まで顧客の年齢層を広げるとともに、顧客の年齢に応じた健康実現をサポートする商品・サービスをさらに拡充し、通信販売を中心とする健康食品・化粧品販売企業から「ウェルエイジング支援(年齢を重ねることに上手く向き合っていくことを支援する)企業」への成長を目指す。
佐伯氏は、東京都出身。1973年9月26日生まれの48歳。1996年に青山学院大学経営学部を卒業後、東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。その後米国ケースウェスタンリザーブ大学院(MBA)留学。2005年住友商事に入社し、約13年勤務する中で、海外での事業投資および事業会社経営に従事。海外でのテレビ通販事業の立ち上げ、仏合弁事業(流通・メディア事業)の取締役や、ニュージーランドの総合野菜果汁加工メーカーのCEOを歴任。住友商事退職後、Amazon Freshの事業立ち上げを主導した後、18年8月から㈱MOA(現XPRICE㈱)の社長に就任。そのほか、㈱さとふる取締役などを歴任後、今年1月からキューサイの取締役に就いた。