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売上高は43・2%増の1394億円 三井ハイテック


週刊経済2022年3月22日発行

初の1千億円突破

半導体部品製造の三井ハイテック㈱(北九州市八幡西区、三井康誠社長)の22年1月期連結決算は、売上高は前期比43・2%増の1394億2900万円、経常利益は同約4倍の156億7200万円で、大幅増収増益の好決算だった。
収益ともに過去最高で、売上高が1千億円を超えたのは初めて。世界的な「半導体不足」が起こるほどの半導体需要を追い風に、全セグメントが2けた増収となった。中でも電気部品事業は、拡大する電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要に後押しを受け、売上高は前期比42・5%増の754億8200万円と躍進。電子部品事業も、各種半導体の好調な需要により、売上高は同48・2%増の591億4400万円とこちらも飛躍した。利益率の高いこれら主力セグメントの大幅増収により、利益指標も軒並み大幅増益となり、営業利益は同約3・9倍の149億5900万円、最終利益は同約4・5倍の117億7800万円だった。
今期も引き続き、主要取引先である自動車分野、半導体分野の需要拡大は続くと見ており、売上高は前期比30・5%増の1820億円、経常利益は同30・8%増の205億円という業績予想で、2期連続の大幅増収増益でさらなる飛躍を見込む。