シティアスコムと資本提携で基本合意　西日本ＦＨ

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週刊経済2022年3月8日発行

今年１０月中をめどに連結子会社化へ

㈱西日本フィナンシャルホールディングス（以下西日本ＦＨ、福岡市博多区博多駅前３丁目、村上英之社長）は２月２５日、地場大手の情報システム開発会社、㈱シティアスコム（同市早良区百道浜２丁目、藤本宏文社長）と「資本提携に関する基本合意書」を締結した。
経営環境が大きく変化する中、グループ一体となって伴走型企業支援に注力グループとして金融にとどまらない多様なソリューションを地域の顧客に伴走型で提供していく一環。シティアスコムは創業以来５０年余にわたり、システム開発・ＩＴサービス提供を中心に事業展開する九州でトップクラスのＩＣＴ企業。同社をグループに加えることによって、ＤＸ支援などのより高度な「Ｏｎｅ ｔｏ Ｏｎｅソリューション」を拡充する。また、ＤＸを推進するデジタル人材の獲得競争が激しくなる中、西日本ＦＨのブランド力とシティアスコムの人材育成ノウハウを融合し、優秀なデジタル人材の獲得・育成にもつなげていく方針。両社は今年１０月中をめどに必要な関係当局等の許認可などが得られることを条件に、西日本ＦＨがシティアスコムの普通株式を取得し、シティアスコムを連結子会社とする。取得する株式数、株式取得の相手方、条件などについては現時点では未定。
シティアスコムは１９７１年１月設立。資本金４億４２００万円。従業員４８３人（２１年４月時点）。金融や流通、製造業向けを軸とした開発事業やデータセンター事業、業界トップの学校法人向けパッケージソフトなど既存事業を生かした戦略に加え、デジタルサービスなどソリューションサービス提供事業を強化している。２０２１年３月期の売上高は１０２億７８００万円。