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連結売上高は7・8%増の1547億円 ワールドホールディングス


週刊経済2022年3月8日発行

人材教育事業が好調

人材・教育ビジネス、不動産ビジネス、情報通信ビジネスの㈱ワールドホールディングス(福岡本社・福岡市博多区博多駅前2丁目、伊井田栄吉会長兼社長)の2021年12月期連結決算は、売上高が前期比7・8%増で初の1500億円台となる1547億400万円、経常利益は同14・0%増の77億3800万円で増収増益だった。
当期は主力の人材教育事業のうち、構成比率が高い製造分野の「ファクトリー事業」売り上げが大幅に伸びたことなどで増収、営業利益は19・7%増の74億8100万円、当期純利益は前年の子会社売却による税効果剥落で21・8%減の46億2600万円だった。
セグメント別の売上高は、「ファクトリー事業」が5G等の半導体関連、自動車関連、物流関連が好調で28・3%増の707億700万円、設計開発の「テクノ事業」が8・7%増の184億7400万円、医療系研究開発の「R&D事業」が11・3%増の80億1200万円、接客販売・軽作業系の「セールス&マーケティング事業」が90・2%増の72億9300万円と人材教育事業は軒並み増収となった。「不動産事業」は、物件価格の高止まりが続く中、仕入れを慎重に進めたことで23・1%減の369億7700万円、携帯電話販売の「情報通信事業」は2・6%増の93億6700万円、農業公園運営等の「その他事業」は20・5%増の38億7200万円だった。
今期、連結売上高は前期比9・1%増の1688億2800万円を見込むが、人材教育への投資のため、営業利益は16・5%減の62億4400万円、経常利益は21・8%減の60億5300万円、当期純利益は16・5%減の38億6200万円を見込んでいる。