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北九州響灘地区にLNG火力発電所  西部ガス    総投資額2000億円規模、2020年度稼働


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代1丁目、酒見俊夫社長)は、北九州市響灘地区(同市若松区向洋町)にLNG(液化天然ガス)火力発電所の建設を計画している。2017年度に着工、20年度の稼働を目指す。
 現在建設中の「ひびきLNG基地」の設備および隣接地等の資産の最大限の活用と総合エネルギー企業としての発展を目指すもので、火力発電所の建設は初めて。今後3年間で環境アセスメント(3月から着手)やエネルギー政策など社会的動向を見極めながら事業化を最終判断する。総事業費は2000億円規模の予定で、他社との提携によりプロジェクトを進める。候補地は同基地に隣接する社有地約23万平方m。発電方式はガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた複合発電システム(ガスタービンコンバイドサイクル)を採用する。当初は数十万kW規模で稼働、その後段階的に設備を増強し、最終的には総出力160万kW規模を想定している。