ＦＦＦホールディングスグループ

Tag:

人材育成と事業領域の拡大で次なるステージへ

㈱冨治商会の設立70周年を機に持ち株会社体制に移行したFFFホールディングスグループ。グループ全体の経営管理や不動産賃貸事業を手掛けるFFFHDの傘下に4社が連なり構成されている。新体制始動から1年。“人財”の育成や働き方改革にも力を入れており、働きやすい職場環境や組織づくりに取り組んでいる。

九州の“暮らし”支えるプロフェッショナルグループ

FFF（スリーエフ）ホールディングスグループは、住宅設備機器卸売業を展開する㈱冨治商会を中核会社に、TOTO商品の純正部品や、水まわりに関する各種相談、リフォームなどを請け負うTOTO水彩プラザふじ㈱、福岡市、新宮、宗像エリアで地域に密着し管工事機材・住宅設備販売事業を手掛ける㈱姉川商会、大牟田、長洲、八女を中心に水まわり、家回りの管工事機材・住宅設備販売事業を請け負う大牟田バルブ㈱、そしてグループ全体の経営を一括管理するFFFホールディングス㈱（以下FFFHD）で構成されている。グループの中核を担う㈱冨治商会はTOTOをはじめ国内外の主要住宅設備メーカー500社以上の製品を取り扱っており、同業他社の中でも存在感を放っている。
昨年4月、新体制に移行し今年1月にはFFFHD㈱と㈱冨治商会の本社事務所、TOTO水彩プラザふじ㈱のショールームが入居する新本社ビルが完成した。中村克久代表は「ワークライフバランスを大切にする若い世代が増えており、優秀な人材の確保という面でも労働環境の改善に力を入れている」と語る。

階層別教育制度で人材を人“財”に

一昨年10月、グループ全体の採用や人材育成を管轄する「人財戦略本部」を設置した。新入社員への研修に加え、中堅社員へのコミュニケーション研修や管理職前研修など、社歴や職責に合わせたプログラムが用意されている。製品情報に加え、業界の動向や消費者の志向の変化などキャリアアップする毎に求められる知識やスキルを再習得し、新たなノウハウを学ぶことで会社にとってかけがえのない人財へと磨きをかける。社員の成長と活躍を促進する独自の教育制度をグループ全体で取り組み、生産性向上の底上げを図っている。
グループ名称にある3つのFは、Forever Fuji Familyの頭文字に由来し、企業の永続性追求と社内の家族的な風土を大切にするとともに、人・暮らし・社会に「誠心誠意」の心を持って貢献する企業グループでありたいという願いが込められている。社員同士の家族的な信頼関係と充実した教育制度を通して成長を促し、永続的な発展を続けるため、新たな挑戦にも取り組んでいる。

挑戦できるフィールド拡大中

「住宅分野に関連した事業領域の拡大を進めていく。現在は商品の供給が中心だが建設業界が人手不足であることを背景に施工工事を手掛けるエンジニアリング分野を拡充し、ワンストップで提供できる体制を強化する」と話す中村代表。FFFHD㈱にグループの経営資源を集約したことで、さらなるグループ会社の設立やM&A（合併・買収）による事業多角化を進める方針だ。
同グループは現場の声を経営に生かす姿勢を貫いており、若手社員にも挑戦できるフィールドが用意されている。中村代表は「将来を見据えた会社の全体構想を構築するため、現場の第一線で活躍する社員がプロジェクトチームを立ち上げ活動している」と話す。グループの総合力を生かし、住空間のトータルプロデューサーとしてさらなる成長・発展の舞台へ着実に歩みを進めている。

中村克久 代表 1966年9月15日生まれの54歳。福岡市出身。法政大学法学部卒。商社勤務を経て、96年に（株）冨治商会に入社。趣味はコーラス、ゴルフ

【ＤＡＴＡ】
所在地／〒810-0042 福岡市中央区赤坂1-2-7 f-style KEYAKI 2F
ＴＥＬ／ 092-712-0113
ＦＡＸ／092-713-4824
設立／1951年11月
資本金／9,200万円
事業内容／グループ会社経営管理および資産管理と運用
従業員／155人（グループ連結）
関連会社／㈱冨治商会、TOTO水彩プラザふじ㈱、㈱姉川商会、大牟田バルブ㈱
ＵＲＬ／https://www.fff-hd.co.jp/

採用情報
募集職種／営業職、施工管理、事務職（詳細は問合せください）
応募資格／22卒および卒業後3年以内の大卒、高卒
採用実績／2020年度9人（グループ全体）
採用予定／10人（グループ全体）
インターンシップ／冨治商会のみ実施
年間休日／各社にて異なるため問合せください
問合せ先／TEL092-712-0113
担当／人財戦略本部　山本

（ふくおか経済EX2021年）