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2年ぶりにリアルで新年祝賀会 福岡商工会議所


週刊経済2022年1月18日発行

谷川会頭「捲土重来の年に」

福岡商工会議所(谷川浩道会頭)は1月5日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で「令和4年新年祝賀会」を開いた。
ホテルを会場にしたリアルでの開催は2年ぶり。感染拡大防止の観点から食事などの提供はなく、参加人数も来賓ら300人と人数制限が行われた中で進行された。祝賀会では会頭、副会頭、部会長らの紹介後、谷川会頭があいさつ。谷川会頭は「オミクロン株の感染が増加し、“第6波”への懸念はあるものの、ワクチン接種の効果や現下の医療提供体制の状況を踏まえ、2年ぶりのリアル開催となった」と切り出した後、「ポストコロナを見据えた支援策がメインとなる。会員事業者の競争力強化、DXの推進の支援などに全力で取り組んでいきたい」と新年の意気込みを強調した。また、恒例となっている今年のキーワードとして、谷川会頭は「捲土重来」を掲げ、「厳しい状況下にあっても、難題に挑戦する。アニマルスピリッツの精神が大事。福岡では天神ビッグバンによる再開発で都心部が大きく変わりつつあり、2度目の世界水泳、地下鉄七隈線の延伸などを控えている。コロナ禍をチャンスに新たな活力創出に頑張っていきたい」と締めくくった。
来賓では福岡県の服部誠太郎知事、九州経済産業局の後藤雄三局長が壇上に立ち、コロナ対策を含めた中小企業対策に全力で取り組みたいとあいさつした。