NEWS

中央区笹丘の住宅展示場にモデルハウス 岡山のライフデザイン・カバヤ


週刊経済2021年11月9日発行

九州初進出

住宅メーカーのライフデザイン・カバヤ㈱(岡山市、窪田健太郎社長)は10月9日、福岡市中央区笹丘1丁目にモデルハウスをオープンした。九州初進出。
人口増加が続く福岡市で、注文住宅のシェア確保を図っていく。場所はイオンスタイル笹丘そばの住宅展示場「KBCマイホーム展 ふくおか中央会場」内。2階建てで延べ床面積は244㎡。建物は木造在来工法とCLT工法を組み合わせた木造軸組金具工法を採用し、木材や石など自然素材を取り入れた。1階のLDKは、コーナー部分にもガラス窓を使用しており、パノラマビューを楽しめるという。従来の木造住宅よりも床面を上げ、周囲にテラスを設置することで、リゾートハウスの雰囲気を演出。2階には、コロナ禍の生活様式に対応するべく、室内で外気に触れることができるアウトドアリビングを設けている。初年度の受注目標件数は30棟。同展示場では、同社が販売強化中の木造軸組金具工法ほか、2x4工法、2x6工法を採用した注文住宅の受注にも対応する。スタッフは5人体制。同社では「安心して快適に暮らせるライフデザイン・カバヤの住まいづくりの浸透を目指していきたい」と話している。
同社は菓子メーカー大手のカバヤ食品などを中核とする日本カバヤ・オハヨーホールディングスのグループ会社。1972年12月設立。資本金9千万円。本社の岡山・広島・香川・鳥取・兵庫・沖縄・東京に拠点を置き、5支店、4営業所、29常設展示場を展開。住宅事業ほか、国産木材を使ったCLT事業、不動産事業、リフォーム事業、エクステリア事業、国際事業なども手掛けている。今年3月期の売上高は263億円。