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持ち株会社制移行で㈱吉浦に社名変更 吉浦工務店


週刊経済2021年11月9日発行

社長に井上誓取締役本店統括本部長

大型重機のレンタルや販売、土木建築工事などの㈱吉浦工務店(福岡市早良区祖原、吉浦敏幸社長)は、10月1日付で㈱吉浦HD(同)を親会社とする持ち株会社制に移行し、社名を「㈱吉浦」(同所)に変更した。また、同日付で、社長に井上誓(いのうえ・せい)取締役本店統括本部長が就任。吉浦社長はHD社長に専念する。
今年9月に設立した吉浦HDを中心に組織を再編し、同社グループの経営効率向上を図るのが目的。移行後は㈱吉浦を存続会社とし、これまで東京など関東中心に展開している土木建築工事部門を今年4月に現地法人化した「㈱吉浦工務店(東京都大田区、山﨑良一社長)」に移管。旧吉浦工務店100%子会社で大型重機レンタル、販売業の㈱丸幸重機(福岡市早良区祖原、吉浦敏幸社長)と、写真アルバムの企画、制作、販売に携わる㈱アイトレイ(同区祖原、中元隆策社長)もホールディングス直下の子会社となり、4社でのグループ構成となった。また、「グループ経営委員会」と「コンプライアンス委員会」を新設し、経営戦略などの協議や策定、実行支援、グループの横断的な監査も行う方針。
井上新社長は北九州市出身。1975年5月18日生まれの46歳。早稲田大学教育学部卒業後、2000年4月㈱山口銀行(現㈱山口フィナンシャルグループ)に入行。本店、北九州、広島、福岡などで本店営業部課長や西新支店長を歴任。今年5月に吉浦工務店に入社していた。趣味はゴルフ。