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プレジデントホテル博多を改装 プレジデントハカタ


週刊経済2021年11月9日発行

来年1月完成予定、投資額は約3億円

ホテル経営の㈱プレジデントハカタ(福岡市博多区博多駅前1丁目、友杉隆志社長)は、約3億円を投じプレジデントホテル博多(同区博多駅前1丁目、廣瀬純支配人)を改装している。完成予定は来年1月。
コロナ禍でテレワークやワーケーションなど生活様式が変化したことを背景に、客室のグレードを上げ、ビジネス利用以外の顧客獲得を狙う。客室(197室)の改装は1994年の開業以来初。ジェンダー平等を推進する一環として、従来の「女性優先フロア」(10~12階)の名称を廃止し、清潔感やリラックスをコンセプトにした淡い配色の「コンフォートフロア」に変更。また、2~9階は「トラッドフロア」とし、重厚感や伝統、優雅をコンセプトとした濃い配色の客室に改装する。靴を脱いでリラックスしたいという要望を受け、和の小上がりを設けた「小上がりツイン(14・5㎡)」11室を新設。イスや家具もオーダーメイド製作したほか、博多織をモチーフとしたオリジナル照明を設置する。加えて、テレワーク用に高速NURO回線を導入し、快適なWi-Fi環境に整備するという。
友杉社長は「客足の回復を見込み、予定より1年前倒しして改装に踏み切った。改装後は固定費を削減しつつ客単価を上げることで収益率を上げていきたい」と話している。
同社は1968年7月設立。資本金2400万円。決算期1月。従業員数約40人。