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産学医共同開発の健康靴を発売 アサヒシューズ


週刊経済2021年11月2日発行

「アサヒフットケア」

靴メーカーのアサヒシューズ㈱(久留米市荒町、牛島紀幸社長)は産学医共同の健康靴を開発し9月15日、新ブランドを発売した。
同社と国立大学法人佐賀大学(佐賀市、兒玉浩明学長)医学部、佐賀大学医学部附属病院が2011年11月から連携し開発を進めていたもの。糖尿病と足病変のリスクに焦点をあて、縫い目が少ないシームレス構造やクッション性を高めて足の負担軽減を実現した。また、爪先部は余裕がある設計にし、靴の中で足を傷つけないようにしている。ブランド名は「アサヒフットケア」。吸湿速乾を向上し洗濯機で丸洗いできるほか、靴内部は制菌加工で衛生面でもサポートする。価格は8800円。主な販売先は直営店や百貨店、靴専門店、量販店、通販、介護用品店、フットケアサロンなど。同社では「足のケアを始めたい人にすすめていきたい」としている。