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西区今宿東1丁目に「アイベース福岡」 大阪のアイ工務店


週刊経済2021年11月2日発行

土俵常設型施設

住宅請負事業、資産活用事業などの㈱アイ工務店(大阪市中央区心斎橋筋1丁目、松下龍二社長)は11月7日、福岡市西区今宿東1丁目に土俵常設型施設「アイベース福岡」を開設する。
同社は、10月に荒磯親方(第72代横綱・稀勢の里)とパートナーシップを結んでおり、地域貢献活動の一環と、常設の土俵が少ない九州で大相撲に貢献したいとの思いで九州場所の会場に近い今宿に同施設を建設した。場所はJR今宿駅そば、同社の福岡西展示場向かい。木造2階建てで延べ床面積は414㎡。1階が稽古場、上がり座敷、在来浴室、ちゃんこ場、食堂などで、2階に親方の寝室、大部屋2部屋、個室3部屋などを設置した。体重150㎏の力士が400人乗っても耐えられる耐荷重で、強度及び音鳴り防止を強化。1階の土俵からシャワー付き土間を通り抜けてトイレ、浴室に行くことができるため、稽古でついた砂を洗い流せる点も特徴という。
同社は「九州場所開催時期以外は、地元の小学生、中学生、高校生などに開放する予定。将来的に地域の方々にちゃんこ料理を提供するなど、地域交流イベントも企画していきたい」と話している。
同社は2010年7月設立。資本金1億円。従業員は997人(21年10月現在)。