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中間と通期決算の業績予想を上方修正 南陽


週刊経済2021年10月26日発行

建機事業、産機事業とも好調に推移

福岡市博多区博多駅前3丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)は10月18日、21年4~9月の中間期と22年3月期の通期決算の業績予想を上方修正した。
当初予想では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う活動自粛などの影響を勘案して想定していたが、建設機械事業では災害復旧工事が継続して実施されたことでレンタル機械の稼働率が向上。さらに産業機器事業では停滞していた生産活動が再開し、ロボット関連や半導体などの一部の市場が好調に推移したことなどから上方修正したもの。中間期連結売上高は5月11日に公表した当初予想を2億円下回る166億円の見通しだが、経常利益は2億5千万円上回る13億円に上方修正。同様に営業利益は2億円上回る11億5千万円、純利益についても2億円上回る8億5千万円に修正した。
また、通期の業績についても新型コロナウイルスの感染が再度拡大する懸念はあるものの、現時点では落ち着きを見せており、中間期累計期間の動向から消費活動や設備投資も回復傾向にあることなどから上方修正。連結売上高は当初予想を10億円上回る350億円、経常利益は3億円上回る25億円に修正。営業利益は2億5千万円上回る23億5千万円、当期純利益は2億円上回る16億円に修正した。合わせて期末配当も当初予想から10円増配して61円に修正し、年間配当は10円増配の76円を見込んでいる。