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空気消臭除菌装置の一般販売本格化へ マスクフジコー


週刊経済2021年10月5日発行

CMに俳優の向井理さん起用

光触媒除菌・消臭製品販売の㈱マスクフジコー(北九州市小倉北区馬借、山本厚生社長)は10月から空気消臭除菌装置の一般向け販売を本格化する。
同社は圧延用ロール、搬送ローラなど複合製造販売の㈱フジコー(北九州市戸畑区、萩尾寿昭社長)の子会社として2011年設立。同社の溶射技術を活用し、光触媒で空気中のウイルスを除菌する空気消臭除菌装置を販売開始した。これまで医療従事者や介護施設、公共施設や飲食店向けを中心に納入してきたが、コロナ禍で需要が一気に拡大。量産体制が整ったことで、一般向け販売を本格化する。製品名は「ブルーデオ」。ウイルスを集塵し分解する光触媒フィルターを搭載。オゾンや次亜塩素酸などの放出もなく、軽量化を実現したことで、家の中のどこにでも置けるように対応した。一般向けは主に8畳用でサイズは幅187㎜、奥行129㎜、高さ265㎜。重量1・5㎏、カラー白。価格は2万9480円。同装置のCMキャラクターに俳優の向井理さんを起用し、10月1日から関東、福岡地区でCMを開始。現在は通販や専用サイトでの販売だが、今後、家電量販店での販売拡充を目指し、1年間で10万台販売を目標にしている。9月27日、都内でCM発表会を実施し、萩尾社長がブルーデオの概要を説明したのち、向井さんが登壇。「10年前に自身が担当する番組でフジコーさんの技術力をご紹介したことが縁で今回起用していただき大変嬉しかった。自身も愛用している装置で、フィルター掃除もなく、使用感がないことが一番の使用感」とPRした。