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前年同月比9%減の104億8400万円 福岡市内4百貨店の8月売上高


週刊経済2021年10月5日発行

6カ月ぶりのマイナス

福岡市内4百貨店の8月売上高は、前年同月比9%減の104億8400万円で6カ月ぶりのマイナスとなった。
日本百貨店協会が9月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では食堂・喫茶が9400万円(25・9%減)、衣料品が18億7800万円(25・5%減)、家庭用品が3億2800万円(29・1%減)、食料品が23億4200万円(前年並み)、雑貨が27億5600万円(4・8%減)、身の回り品が25億9300万円(2・6%増)と緊急事態宣言発令に伴う外出自粛や帰省シーズンの大雨などが影響した。また、前々年比は32・4%減と売り上げの回復が見通せない状況が続いている。(金額は10万円以下を四捨五入)。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では116億3千万円(20・7%減)で3カ月連続のマイナスとなった。商品別では食堂・喫茶が3億円(16・1%減)、衣料品が27億4900万円(31・2%減)、食料品が39億4400万円(15・8%減)、雑貨が21億3800万円(15・3%減)、家庭用品が6億5600万円(20・3%減)、身の回り品が15億2700万円(20・7%減)だった。
全国の売上高は、新型コロナウィルス感染急拡大による外出自粛や、混雑時の入場規制、一部テナントの休業、大雨などの天候与件も影響し、前年同月比11・7%減の2783億円と2カ月ぶりのマイナスだった。一方で、高級時計や宝飾品、ラグジュアリーブランドなど高額商品は、富裕層を中心に引き続き好調だった。

表はこちらから。