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本社事業所のカーボンゼロ達成 丸信


週刊経済2021年9月28日発行

再生可能エネルギー利用や排出権購入

食品向け包装資材の販売、シール・パッケージ印刷の㈱丸信(久留米市山川市ノ上町、平木洋二社長)は9月17日、本社事業所から排出される二酸化炭素量が実質ゼロとなるカーボンゼロ達成を発表した。
国内ではグリーン社会の実現に向けて、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする「2050カーボンニュートラル宣言」を打ち出しており、重点分野を設定して大手企業を中心に取り組みが加速している。こうした社会背景の中で、同社では使用電力の再生可能エネルギー化や社有車のハイブリッド化を進め、削減困難な二酸化炭素については排出権(J-クレジット)を購入することで相殺し、本社事業所における二酸化炭素排出量の実質ゼロを達成した。
また、「COゼロ印刷」に関する独自マークを策定することで、本社事業所内にある印刷工場で製造した製品については、「環境に優しい工場で製造した製品」であることを表示できるようになり、顧客も同社の製品を通じて環境配慮企業であることをPRできるという。
同社では「本社以外の事業所についても順次再エネプランに切り替え、二酸化炭素削減による環境配慮の取り組みを中心に、持続可能な社会の実現に取り組んでいく」と話している。
同社は1968年6月設立、資本金4500万円、従業員数450人、売上高96億7千万円(2021年2月期)。