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経常利益が2・8倍の9億1941万円 コーセーアールイー中間期


週刊経済2021年9月22日発行

千早の開発物件一棟売りが要因

東証1部上場でマンション開発、販売の㈱コーセーアールイー(福岡市中央区赤坂1丁目、諸藤敏一社長)の2022年1月中間期連結決算は、売上高が前年同期比92・6%増の74億929万円、経常利益が2・8倍の9億1941万円の増収増益だった。

同市東区千早4丁目で開発していた投資用物件1棟252戸を一括販売したことが売上高、利益の大幅増につながった。当期純利益は3・1倍の6億3841万円。

事業別に見ると、ファミリーマンション販売事業は、売上高が32・3%減の9億6747万円、セグメント損失は8293万円(前期は2262万円の赤字)。資産運用型マンション販売事業は、前年同期222戸増の358戸を引き渡し、売上高が2・9倍の60億5231万円、セグメント利益が2・6倍の9億9417万円だった。不動産賃貸管理事業は、管理戸数が前期比490戸増の3898戸と伸長し、売上高が5・2%増の2億2824万円、セグメント利益は3・1%減の6789万円。ビルメンテナンス事業は、売上高が20・2%増の1億2213万円、セグメント利益は24・1%増の1110万円。不動産売買の仲介業などそのほかの事業は、売上高が54・5%増の3912万円、セグメント利益が56・7%増の3167万円だった。

通期連結は売上高が19・8%増の112億3千万円、経常利益が27・7%増の10億7200万円を見込んでいる。