FEATURE
DAIKOホールディングスグループ（大好産業）
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工藤 英寿
DAIKOホールディングスグループ 代表
（㈱大好産業 社長）
くどう・ひでとし／大分市出身。1971年7月8日生まれの50歳。大分商業高校卒業後、同社に入社。サイディング施工の職人を経て、97年から現職。趣味はゴルフ
「みんながハッピー」の実現へ
２００９年、福岡都市圏で不動産売買仲介業に参入した。現在は「ＨＯＵＳＥ Ｍａｒｋｅｔ（ハウスマーケット）」のブランド名で、大野城市や春日市、筑紫野市、太宰府市、鳥栖市や小郡市の営業エリアで戸建て住宅の売買を手掛けており、今では延べ２８００件の仲介実績を数える。
同社の経営理念は「みんながハッピー」。みんなとは①顧客、②社員、③取引先、④株主、⑤社会といったステークホルダー（利害関係者）を指し、いわゆる『五方良し』の理念経営を進めている。例示すると、①では、顧客が不動産市場で賢い選択ができるよう、米国発の不動産取引システムを活用したサービスの提供。②では、営業成績の悪い社員がいても、上司は叱責をせずにポジティブな言葉をかけるなどと居心地の良い空間づくりに努めている。しかし、工藤社長は「理念を具現化する人材が何よりも必要」とし、ここ数年の採用活動においては理念に共感する人材に焦点をあてた「共感採用」、理念が浸透した社員から推薦を受けた人を採用する「リファラル採用」を導入している。現在は２０代から３０代が社員の７割と若さあふれる組織づくりや、団結力の向上による協力体制の構築にもつながった。これからの大好産業のさらなる発展に目が離せない。
DATA
所在地／〒816-0931 大野城市筒井4-1-12
TEL／092-404-4456
創業／1972年10月
資本金／1,000万円（グループ8000万円）
事業内容／不動産売買仲介業、分譲地の販売
従業員／30人（グループ85人）
売上高／10億円（グループ20億円）
関連会社／DAIKOホールディングス㈱、㈱TOMS
（ふくおか経済2021年11月号FACE）