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志免町別府西に特養老人ホームを建設  社会医療法人栄光会    15年6月オープン予定


 栄光病院、亀山クリニックなどを運営する社会医療法人栄光会(糟屋郡志免町別府西3丁目、下稲葉康之理事長)は、4月14日から志免町別府西3丁目に3階建て特別養護老人ホームを建設する。完成は2015年5月、同6月のオープンを目指す。
 昨年10月、志免町エリアにおける介護施設および療養環境の拡充を目的に、特別養護老人ホームを運営するための社会福祉法人設立認可を県高齢者支援課に申請。今年2月に認可を取得した。名称は「社会福祉法人 栄光会(仮称)」で理事長には下稲葉理事長が兼務する。
 建設場所は県道68号(福岡太宰府線)、五斗蔵交差点近くの富田薬品ヘルスケア福岡営業所跡地。昨年9月に同社から土地を取得した。敷地面積は3140平方m、建築面積は1568平方m、3階建てで延べ床面積は5204平方m。1階フロアは事務室、礼拝堂、地域交流室、厨房などを設置し、2階・3階が個室となる。ベッド数は特養ホーム70床、ショートステイ(短期入所生活介護)10床の計80床。居室面積は12平方m~14平方m。なお、屋上には人工芝を使用した広場を設ける。同老人ホーム開設時には、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネジャーなど介護職を中心に60人を新規採用する計画。同病院では「当法人にとって、特別養護老人ホームの設立は20年余の念願だった。02年7月の志免町民による陳情・署名活動などを経て今回の法人認可に至ったことに感慨深いものを感じる。今後も栄光会が相互の協力支援を整備し、ニーズに応じた介護療養サービスを提供していきたい」と話している。
 同病院は1986年4月にキリスト教主義の病院として前身の福岡亀山栄光病院を開業。99年9月に特別医療法人栄光会・栄光病院の認可を取得。09年12月、社会医療法人に組織変更。職員数は447人。外来診療および救急医療、在宅医療・訪問介護、終末期医療(ホスピスケア)などを展開している。