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小倉駅新幹線口側の商業施設を改装 JR西日本不動産開発


週刊経済2021年7月6日発行

7月末に全館オープン

JR西日本グループのJR西日本不動産開発㈱(大阪市北区中之島2丁目、國廣敏彦社長)は6月30日、JR新幹線小倉駅高架下でリニューアル工事を進めていた商業施設を「ビエラ小倉」としてリニューアルした。同日に3階のカフェ・物販ゾーンを先行オープンしており、7月30日に2階の飲食店ゾーンを開業予定。
同施設は2000年に「小倉ひまわり通り」として開業し、12年の設備老朽化に伴うリニューアルを機に「小倉エキナカひまわりプラザ」に名称変更、昨年10月末で一時閉館していた。同社が展開する商業施設「ビエラ」ブランドは九州初で、コンセプトは「生活利便性に資する施設」。新幹線改札前という立地を生かしたコンビニ・土産店や、調剤薬局併設のドラッグストア、小倉エリア初出店テナントとなるベーカリー&カフェ、テイクアウトも可能な食物販ゾーンなど、新規テナントを含む32店舗で構成する。店舗面積は約8476㎡、うち先行オープンした3階のカフェ・物販ゾーンは約1218㎡。同フロアの店舗は、小倉エリア初出店のベーカリーショップ「ハートブレッドアンティーク」、「3&~サンドとスカッシュ」、「竹乃屋のやきとり」、台湾カステラ&スイーツの「台楽蛋糕(タイラクタンガオ)」など新規12店舗のほか、リニューアル前にも出店していた「セブンイレブン ハートイン」、土産店「おみやげ街道」などで計16店舗。営業時間は午前9時〜午後9時まで。売上目標は、新型コロナの影響を考慮しない数値として年間31億円。
國廣社長は「感染対策のもと、オープンを迎えることができた。従来は新幹線を利用される方が中心だったが、小倉駅を利用される地域の方や、駅周辺のオフィスワーカーの方々など、広く利用していただきたい」と話している。