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2カ国語で「FAIN」PRのパンフレット 福岡県


週刊経済2021年6月29日発行

航空産業参入へ、海外PR強化

福岡県は、航空機産業の振興を目的とした「福岡県航空産業研究会」(FAIN)などの取り組みをPRする二カ国語対応の新たなパンフレットを作成した。
福岡県では航空産業の拠点化を目指し、2010年に産学官で構成する「福岡県航空産業振興会議」を設立。18年には同振興会議の会員で、「一貫生産」によって航空産業への参入を目指す県内企業12社による企業グループ「福岡県航空産業研究会」を発足し、国内外の展示会・商談会への出展や企業訪問、勉強会などの取り組みを通じ、航空産業参入に向けた機運の醸成を図ってきた。昨年には、本格的な参入を目指した「福岡県航空産業コンソーシアム」を立ち上げ、ポストコロナの航空需要を見据えた活動を活発化している。
今回のパンフレットは、展示会・商談会におけるFAINやコンソーシアムの取り組みを積極的にPRするために作成。海外メーカー・サプライヤーとの商談等に活用するべく、全ての内容を日本語と英語の併記とした。そのほか、見開きページでFAIN各社の対応可能サイズを一覧化するなどの工夫も盛り込んだ。
福岡県商工部企業立地課の西山寛治企画監は、「すでにFAIN企業を含む県内12社が、米ボーイング社や大手部品メーカー等への部品供給を開始している。ポストコロナの新たな航空需要も期待できる局面なので、PRを一層強化していきたい」と話している。