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需要減響き売上高7・9%減の1兆2289億円 トヨタ自動車九州


週刊経済2021年6月22日発行

ハイブリッド部品は過去最高に

車体メーカーのトヨタ自動車九州㈱(宮若市上有木、永田理社長)の2021年3月期決算は、売上高が前期比7・9%減の1兆2289億円だった。減収は4年ぶり。利益指標は未公表。
車両生産台数は前期比7・3%減の41万4366台。新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う昨年第1四半期の需要低迷が生産・売上減の主な要因となった。また、今年1、2月の積雪や、2月に発生した福島県沖地震による部品供給不足の影響も一部に見られた。一方で、昨年4月からはレクサス初のEV「UXEV」の生産を開始。7月以降は自動車需要も回復し、生産は好調に推移した。また、部品の生産数では、エンジンは同4・1%減の40万5153基だったが、ハイブリッド部品は同15・4%増の53万3282基で、過去最高の実績となっている。