博多駅前4丁目に福岡オフィスを移転　東京のサイボウズ

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週刊経済2021年6月1日発行

従来の２・６倍に拡張

クラウドシステム開発のサイボウズ㈱（東京都中央区、青野慶久社長）は５月６日、福岡オフィスを福岡市博多区博多駅前２丁目から同区博多駅前４丁目に移転した。
営業部門のみを置いていたが、開発部門を同オフィスに統合したことに加え、福岡へ移住する社員が増えて手狭になったため。場所は博多駅南側、通称「筑紫通り」沿いの「博多深見パークビルディング」１２階。オフィス面積は従来の２・６倍の３８１㎡。スタッフ数は８人から１６人に増加した。新たにウェブ会議用の個室スペース、配信セミナー用のブースを設けたている。
石井優所長は「１割経済圏と言われる九州沖縄、山口にポテンシャルを感じている。デジタル化、ＤＸ推進を背景に、従業員３００人以上の大企業や自治体にも販路を広げていきたい」と話している。
同社は１９９７年８月設立。資本金６億１３００万円。２０２０年１２月期の連結売上高は１５６億７４００万円。従業員８５７人。