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大学発ベンチャー投資の第2号ファンドを設立 西日本シティ銀行


週刊経済2021年6月1日発行

ファンド総額50億円以上目指す

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷川浩道頭取)は4月30日、子会社の㈱NCBベンチャーキャピタル(同市中央区天神、仲尾隆典代表取締役)やQBキャピタル合同会社(同市早良区百道浜、坂本剛代表社員)と共同で、大学発ベンチャー企業の成長を促す投資ファンド(通称・QB第2号ファンド)を設立した。
同行は2015年9月にQBキャピタルと共同でQB第1号ファンドを組成し、大学発ベンチャー企業の支援に取り組んできた。今回、20年度に始動した中期経営計画の基本戦略の1つ、「地域の発展をリードするグループ総合力の発揮」の一環として、その後継となるファンドを組成したもの。
QB第2号ファンドの正式名称は「QB第二号投資事業有限責任組合」。運営には第1号ファンドの運営会社であるQBキャピタルに加え、昨年5月に設立し、幅広い業種のベンチャー企業や第二創業企業を対象とした「NCBベンチャーファンド」を運営するNCBベンチャーキャピタルが加わった。存続期間は10年間。ファンド総額は1次募集時点で約31億円だが、出資募集期間の今年12月までに50億円以上を目指している。