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ARゴーグルのスターターキットを販売開始 HMS


週刊経済2021年5月25日発行

6月上旬を予定

システム開発のHMS㈱(福岡市中央区大名2丁目、ジェームズフー社長)は6月上旬、法人向けにAR(拡張現実)機能を搭載したゴーグルの販売を開始する。
製品名はスマートARグラス「SiNGRAYAR」で、同社が昨年から研究開発を続けてきたもので、「福岡県IoT認定制度」にも認定されている。魚眼レンズカメラや3Dで画像を認識し投影するToFカメラ、1300万画素のカメラなどが搭載されており、従来のものと比較して透過率や明度が約2倍に向上しており、重さも4分の1まで減少している。主にインフラ事業での点検・検査・記録や物流倉庫での検品作業など産業用利用に特化している。価格は1台100万円を予定しており、今年度の出荷台数は100台を目指している。ジェームズ社長は「現在は産業用を提供しているが、医療現場やエンタメ分野に向けた製品開発も進めていく」と話している。