NEWS

21年6月期業績予想を上方修正 プラッツ


週刊経済2021年5月25日発行

売上高は過去最高の71億円見込む

介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、城雅宏社長)は2021年6月期連結業績予想で、売上高を前回予想の67億円から71億円(前回比6・0%増)に、経常利益は8億円から9億円(同12・5%増)に上方修正した。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による入院調整で、在宅待機が相当数増加したことに加え、主力の介護用電動ベッド「Miolet(ミオレット)Ⅲ」の拡販が図れたことなどを踏まえたもの。営業利益は7億5千万円から8億円(同6・7%増)、当期純利益も2億円から3億円(同50・0%増)に修正。想定為替レートを1ドル=106円から110円に変更したほか、感染症拡大の影響による海外物流コストおよび原材料高騰のほか、訴訟損失引当金繰入額5億100万円を反映したものとなる。
同社では「今後の見通しは、現時点の事業環境が継続することを仮定としたもので、さまざまな要因により変動する可能性がある。感染症拡大による影響については『2021年6月期の一定期間まで継続するもの』としている」と話している。