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新型コロナ拡大で3年ぶり低下の93・2% 2020年度県内大卒者内定率


週刊経済2021年5月18日発行

2・3ポイント低下

厚生労働省福岡労働局(福岡市博多区博多駅東2丁目、藤枝茂局長)が調査する2020年度福岡県内の新規大卒者内定率は、前年比2・3ポイント低下の93・2%だった。
新型コロナウイルス感染症拡大で、企業による学校への推薦依頼数累計が前年比10%減の50万4339件になるなど求人に影響があったが、人手不足の解消を図る企業の求人活動の継続などで微減にとどまった。文系内定率は2・5ポイント低下の92・3%、理系は1・4ポイント低下の95・5%。全求職者数は0・2%増の1万8176人、就職内定者数は2・2%減の1万6947人。また、短期大学、高等専門学校含む大学等新卒者の内定率は、1・9ポイント低下の93・2%、高校新卒者全体の就職内定率は0・1ポイント低下の98・9%だった。同局では「卒業までに就職が決まらなかった生徒、学生が一日でも早く就職できるよう支援を実施したい」と話している。